雑誌やTV番組、旅行ツアーなど多方面で取り上げられ、関心が高まっているパワースポット。背景には、長引く不況の中、物質的な価値から目に見えない豊かさに人々の価値観が変化したことや、日本古来の文化を見直す原点回帰の傾向があると言われています。
そこで、霊験あらたかな神社仏閣や豊かな自然が与えてくれる癒しのパワーを求め、多くの人が訪れるパワースポットの魅力を写真でご紹介します。ご利益があると評判のスポットから、自然のエネルギー溢れるスポットまで、今話題のパワースポットを大特集!
2013年の2大神事「式年遷宮」と「平成の大遷宮」
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伊勢神宮の作品をみる20年に1度の「式年遷宮」を2013年10月に控える伊勢神宮。正式名称は地名の付かない「神宮」で、神社本庁の本宗である。
天照大御神を祀る「内宮(ないくう)」と呼ばれる皇大神宮と、衣食住の守り神である豊受大御神(とようけのおおみかみ)を祀る「外宮(げくう)」と呼ばれる豊受大神宮の二つの正宮があり、外宮を参拝してから内宮を参拝するのが正しいとされる。
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出雲大社の新本殿をみる出雲大社のその他の作品を見る2013年5月、「平成の大遷宮」を終え、仮殿から新しい本殿へ御祭神を遷座したばかりの出雲大社。日本の国土を作った大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)を祭神とし、天照大御神(あまてらすおおみかみ)に国を譲った際、天照大御神が大国主大神のために作った「天日隅宮」が起源とされる。
神在月(旧暦の10月)には全国の八百万の神々が一堂に会し縁結びの会議を行うことから、「縁結びの神」として知られる。
ご利益で探す注目のパワースポット
自然のパワーの溢れるスポット
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斎場御嶽(沖縄県)琉球の始祖「アマミキヨ」が造ったとされる聖地で、琉球王国の最高神女、聞得大王(きこえおおきみ)の就任の儀式などが執り行われた場所。
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神の子池(北海道)摩周湖の地下水が湧き出して出来た池で、水温が年間通して8℃と低いため、倒木がエメラルドグリーンの池の中で腐らず沈む神秘的な場所。
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那智の滝(和歌山県)神武天皇が熊野灘から那智の海岸に上陸した際に光り輝く那智の山を見て、この滝を見つけ神として祀ったと伝わる。
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環状列石東日本を中心に分布し、高さ1m前後の自然石を環状に配置したものや、小規模な石造遺構を連続させて大きな環状に配置したものなどがある。
参拝の作法
近年のパワースポットブームで参拝客は増加していますが、マナーが守られていないことも。
意外と迷う参拝の作法を簡単にご紹介します。
1.鳥居、山門の前で一礼
人間と神様や仏様の境界線となる鳥居と山門。一礼してから入りましょう。
2.手と口を清める
柄杓で水を汲み、右手、左手の順に洗い、左手で水を受け口をすすぎます。
3.ろうそくをあげる(お寺)
鐘がつける場合はろうそくの前に鐘を2回つき、ろうそくをあげます。
4.拝殿にすすみ、お賽銭を入れる
投げ入れず、賽銭箱にそっとお賽銭をいれます。
5.鈴を鳴らす
鈴の音で邪気を払うとも言われています。
6.拝む
神社は二礼二拍手して両手を合わせます。出雲大社など4回叩く場合もあります。
お寺では拍手は不要、両手を合わせて拝みます。
7.深く礼をして拝殿を後にする
帰りには、鳥居、山門にも一礼をします。