トレンドを写真とともに解剖する トレンド・ビューイング

注目のおすすめ作家 CREATOR'S FILE

大英博物館

大英博物館

イギリス、ロンドンの大英博物館は約800万点の収蔵品を誇る世界最大級の博物館である。その起源は古美術収集家の医師ハンス・スローン卿の収集品の遺贈に遡り、1753年、博物館法により世界初の国立博物館として創設され、1759年1月15日、一般公開された。
800万点に及ぶ収蔵品のうち15万点が常設展示され、ロゼッタ・ストーンやパルテノン神殿の大理石彫刻群などの人類の至宝が無料で公開されている。

メソポタミア文明

チグリス川、ユーフラテス川の流域で紀元前9000年ごろに生まれた世界最古の文明で、人類史上初の文字といわれる楔形文字、太陰暦、7曜制、60進法などの発明は、多くの文明の礎になった。シュメール初期王朝時代の遺跡ウルからの出土品や、アッシリアのニムルド(カルフ)やニネヴェからの出土品などの貴重なコレクションは大英博物館の展示の中核をなしている。

  • The Standard of Ur, 'Peace' 作品番号 20065001014ウルのスタンダード(軍旗)(シュメール初期王朝/B.C.2600 年頃)
    横幅50センチほどの木製の箱。貝殻や赤い石灰岩、ラピスラズリをちりばめたモザイクで当時の軍隊の行進や饗宴の場面が描かれており、当時のウルの繁栄を物語っている。
  • Colossal winged bull from the Palace of Sargon II 作品番号 20065001217守護獣神像(人面有翼獣)(新アッシリア王国/B.C.710 年頃)
    人間の頭と翼のある牡牛の胴を持つ高さ4mを超えるラマッシュと呼ばれる巨像。画像はアッシリアの都ドゥル・シャキン(コルサバト遺跡)のサルゴン2世王宮跡から出土したもの。
  • Stone panels from the North Palace of Ashurbanipal 作品番号 20065000351ライオン狩りのレリーフ(新アッシリア王国/B.C.645 年頃)
    ニネヴェのアッシュールバニパル王の宮殿の部屋を飾っていたレリーフで、写実性、表現の豊かさからアッシリア芸術の最高傑作といわれている。

古代エジプト文明

ナイル川流域に興った古代エジプト文明は、ナイル川の氾濫により肥沃な土が下流に運ばれることで農耕が発達し、氾濫の予測ために天文学が研究され太陽暦が作られるなど、天文、測量、幾何学が発展した。大英博物館の古代エジプトコレクションは10万点を超え、カイロ博物館に次ぐ世界最大のコレクションを収蔵している。

  • Colossal bust of Ramses II, the 'Younger Memnon' 作品番号 20065001233ラムセス2世の胸像(第19王朝/B.C. 1270年頃)
    1816年にラムセウム葬祭殿で発掘された高さ2.67m、重さ7.25tのラムセス2世の胸像。ラムセス2世は66年間に渡りエジプトを統治し、アブシンベル神殿、カルナック神殿、ラムセウム葬祭殿などの巨大建造物を築いた。
  • Book of the Dead of Ani, Sheet 3, Egypt, 19th Dynasty 作品番号 20065001234死者の書(第19王朝/B.C.1250年頃)
    死者の霊魂が肉体を離れ死後の楽園アアルに辿り着くまでの過程と手引きを記した「死者の書」と呼ばれる葬祭文書。テーベの神官アニの墓から出土した「アニのパピルス」が特に有名である。
  • The Rosetta Stone 作品番号 20065000012ロゼッタ・ストーン(プトレマイオス朝/B.C.196年)
    紀元前196年にメンフィスで出されたプトレマイオス5世の勅令が刻まれた花崗閃緑岩の石柱。神聖文字(ヒエログリフ)と民衆文字(デモティック)、ギリシャ文字で碑文が記され、ヒエログリフを解読する鍵となった。

古代ギリシャ・古代ローマ

古代ギリシャ文明は紀元前2600年頃の青銅器時代にエーゲ海周辺で始まり、紀元前800年頃から都市国家ポリスを形成した。独立政体として分立する一方、オリンポス12神とデルポイの神託を信仰するという共通の文化を持っていた。古代ローマは伝説の王制の後、紀元前509年に共和制となり地中海全域を支配する巨大国家へと成長、カエサルの登場を経て、紀元前27年アウグストゥスにより帝政が始まる。

  • Black-figured amphora (wine-jar) signed by Exekias as potter 作品番号 20065001218黒像式アンフォラ(古代ギリシャ/B.C.500年頃)
    赤地に黒でシルエットを描き、細かい描写を線で削り取る技法、黒像式が用いられた陶器。中でもエクセキアスの作とされる「アキレウスとペンテシレイア」はトロイア戦争の英雄アキレウスとアマゾネスの女王ペンテシレイアの戦いを描いたアルカイック期の最高傑作。
  • Figures of 3 goddesses from the east pediment of the Parthen 作品番号 20065001216パルテノン神殿の彫刻群(エルギン・マーブル)(古代ギリシャ/B.C.500から400年頃)
    アテネのパルテノン神殿を飾っていた彫刻群。1800年代イギリスの外交官だったエルギン伯トマス・ブルースが本国に持ち帰った。もとは極彩色に彩られていたが1930年の洗浄作業によってほとんどの色が失われた。
  • The Portland Vase 作品番号 20065001226ポートランドの壺 (帝政ローマ/5から25年)
    皇帝アレクサンドル・セウェルスの墓から発見されたと伝わるカメオガラスの壺。1845年展示中に破壊されたが、100年以上の時間をかけ、3度の修復により200もの破片からほぼ元通りに修復された。

ブリテン諸島七王国時代

中世初期にグレートブリテン島に渡ったアングロサクソン人が7つの王国を建国した時代を「七王国時代」と呼ぶ。大英博物館では、1939年にイギリスのサフォーク州サットン・フーで発見された船葬墓からの出土品など、中世初期のイングランドの歴史を解明する上で重要なコレクションを収蔵している。

  • Anglo-Saxon, claw beakers made from clear olive green glass 作品番号 20065000750クロウ・ビーカー(七王国時代/6世紀後半)
    クロウ・ビーカーと呼ばれる七王国時代のグラス。これらはゲームの駒や角杯、楽器とともに発見され、その埋葬の様子から有力者のものであったと推測されている。
  • Helmet from the ship-burial at Sutton Hoo 作品番号 20065000930サットン・フーの船葬墓の冑(七王国時代/7世紀前半)
    1939年、全長27mの船からなる船葬墓から出土した冑。墓はアングロサクソン人の国イースト・アングリア王国の王レッドウォールドのものと推定されている。
  • Shield from the ship-burial at Sutton Hoo 作品番号 20065000924サットン・フーの船葬墓の盾(七王国時代/7世紀前半)
    船葬墓に残された金属パーツをそのまま使って復元された盾。当時の有力な戦士のものであったと推測されている。

メソアメリカ文明

オルメカ、ティオティワカン、マヤ、アステカなど、コロンブスの新大陸発見まで他の大陸からの影響を受けず独自に発展した、中央アメリカの農耕民による高度な文明。大英博物館では、世界に7つしか現存しないといわれるアステカのトルコ石の仮面のうち3つを収蔵している。

  • Mosaic skull of Tezcatlipoca 作品番号 20065000948テスカトリポカの仮面(アステカ/15から16世紀頃)
    人の頭蓋骨に直接トルコ石と褐炭を貼って作られたアステカの神テスカトリポカの仮面。仮面の出土場所は不明だが、高位の神官または皇帝が使用したと考えられている。
  • Mosaic mask of a human face 作品番号 20065000957ケツァルコアトルの仮面(アステカ/15から16世紀頃)
    創造神ケツァルコアトルのトルコ石モザイクの仮面。
    1519年、アステカ帝国が僅かなスペイン軍に滅ぼされたのは、テスカトリポカに支配者の座を追われたケツァルコアトルの「1519年に戻る」という予言を信じたためと言われる。
  • Mosaic of a double-headed serpent 作品番号 20065000959双頭の蛇(アステカ/15から16世紀頃)
    木製の彫刻にトルコ石のよるモザイク装飾が施された双頭の蛇。アステカの人々にとって蛇は重要な宗教的シンボルであり、トルコ石も神性の象徴として金銀よりも珍重された。

収蔵品の画像について

大英博物館の収蔵品は、The British Museum Imagesにより画像がデジタル化され、アーカイブされています。アマナイメージズはThe British Museum Imagesとの直接契約により、展示ケースから取り出した状態で撮影された貴重な公式画像を取り扱っています。また、サイト未掲載の収蔵品画像についても取り寄せが可能です。


大英博物館の公式画像はこちら


ページトップ