Inside MAGNUM マグナムの裏側 マグナム・フォトの魅力をさらに知るためのコラム集

2013年は、キャパ誕生100年

FRANCE. Normandy. Omaha Beach.

マグナムの創立者ロバート・キャパ。いくつもの戦場をカメラを片手に駆け抜けていったキャパは、20世紀最高の報道写真家として知られます。ノルマンディー上陸作戦を写した代表作は誰もが一度は目にしたことがあるでしょうし、また、従軍の日々を綴った著書『ちょっとピンぼけ』はあまりにも有名です。

ロバート・キャパ、本名アンドレ・フリードマンは、1913年にハンガリーに生まれ、青年時代はドイツの写真通信会社で下働きをしていました。そんな彼に転機が訪れるのは1932年のこと。共産党指導者トロツキーが、コペンハーゲンで行った演説会場。厳戒態勢の中にありましたが、若きキャパは労働者に扮し、小さく目立たないライカを忍ばせて講演会場に潜入します。トロツキーをノーフラッシュで隠し撮りしたその生き生きとした写真は大きな反響となり、ロバート・キャパという写真家が誕生したのです。その後の彼の活動はご存知の通り。いつも最前線で戦争の悲惨さを捉え、そして1947年にマグナム・フォトを創立。そして1954年に訪れたインドシナ戦争でカメラを持ったまま地雷の爆発に巻き込まれ、わずか 40年という短い生涯を終えます。

2013年は生誕100年という節目を迎え、日本では横浜美術館で回顧展も行われます。再びキャパに注目が集まることでしょう。

Pick Up Images

  • (c) Robert Capa/Magnum Photos

  • (c) Robert Capa/Magnum Photos

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